こんにちは。現役大学生、ひよっこ将軍です。
突然ですが、私、ひよっこ将軍が一番好きなキャラは桓騎将軍です。キングダムにおいて唯一無二のあの天才的な戦い方には惚れ惚れしてしまいます。その桓騎を理解するうえで桓騎と戦った相手も知らねばなりません。そこで今回は桓騎と戦った邯鄲の守護者、扈輒将軍と桓騎の戦いについて解説したいと思います。(2024年8月28日)
扈輒軍vs桓騎軍に至る経緯
趙軍が趙存亡に大きくかかわる朱海平原の戦いで、秦軍に敗れてしまったことで、趙軍の総大将をしていた李牧は、前から李牧のことを良く思っていなかった郭開(かくかい)に邯鄲から追い出されてしまいます。そこで、本格的に趙を滅ぼしに出始め、六大将軍のうち3王翦、楊端和、桓騎の3人で対趙戦にうって出た秦軍を抑えられるかは、李牧に変わって趙軍総司令となった扈輒将軍に託されることとなるのです。
扈輒軍vs桓騎軍 序盤
最初こそ王翦、楊端和、桓騎の3人で清軍でした秦軍でしたが、突如として桓騎軍が前に出て戦います。王翦、楊端和、桓騎軍そろって戦えばもちろん数的に不利となりませんが、桓騎軍だけでは圧倒的数的不利となってしまいます。なんと桓騎軍8万vs扈輒軍24万で開戦してしまうのです。
ちなみに、この時秦の将軍であり蒙恬の祖父、蒙武の父の蒙驁(もうごう)軍の下で共闘した、王翦も桓騎については次のように言っています。「私をもってしても考えがはっきりと読み取れぬ男……それが桓騎だ」朱海平原の戦いで李牧に勝った王翦にそこまで言わせる桓騎、さすがですね。
そうして秦軍の圧倒的不利の状況で始まった戦いですが、その中でも圧倒的に不利な場所がありました。それが影丘(えいきゅう)です。ここは崖に囲われていて、崖上に趙軍が陣取っていたため、秦軍にとってはまさに死地でした。そこに王賁率いる玉鳳隊が攻め入りますが、ほとんど壊滅状態となってしまいます。そのような状態の中、王翦軍と桓騎軍の間で待機していた飛信隊がその影丘に送り出されるのです。
そんな中送り込まれた飛信隊でしたが、一度影丘で戦った王賁から、一番攻略できる可能性の高い方法を教えてもらいます。しかしそれは影丘の中でも一番の断崖を登るというものでした。それ故にそこに趙軍も兵を多くは配置しておらず、唯一の攻略法となったのです。他の軍以上に歩兵が強い飛信隊は、その断崖を登り、不可能と思われた影丘攻略の糸口を見出したのです。
影丘の戦い以外でも、やはり桓騎軍は不利に立たされます。もともと野盗団だった桓騎軍。軍への忠誠心はない人が多く、圧倒的に劣勢の戦いの中、多くの桓騎軍が戦いから逃げ出してしまいます。なんと、幹部の摩論まで逃げ出してしまいそうになるのです。(ぎりぎりで桓騎に止められてしまいますが)また、桓騎軍の武の象徴と言ってもいい、雷土も扈輒軍につかまり、拷問の末、殺されてしまいます。
このことについては下の記事で詳しくまとめているので是非ご覧ください!
[キングダム]桓騎(かんき)将軍の右腕、5人の幹部について解説! | キングダム王国 (hiyokko-dictionary.com)
扈輒軍vs桓騎軍 攻勢逆転
影丘一の断崖を攻略した李信は、影丘の趙大将で、扈輒の側近三公の岳白(がくはく)と一騎打ちすることになります。この岳白の強さは、独特の体術であり、王騎将軍からもらった矛は重く、その動きについていくことができないと判断した李信は、幼いころ、ともに天下の大将軍を目指した漂の剣で戦うことにします。
岳白は、戦いの痛みも快楽も、すべて人の営みだと考える武将です。その考えに対し、戦いの世を終わらすために戦っている李信は全く納得できません。その考えを打ち砕くため、一騎打ちに勝利しようと戦った李信は、岳白の太ももをくだいて、岳白の独特の動きを止め、一振りで岳白を討ち取ります。こうして、影丘攻略は、飛信隊によって成し遂げられました。
こうして、影丘を攻略した秦軍でしたが、この影丘攻略も、劣勢で逃げ出した桓騎軍の存在も、すべて桓騎が開戦前から描いた通りでした。
扈輒軍は、逃げ出した軍を追うため、加えて影丘を攻略した飛信隊に対応するため、ほぼ全軍を費やし、扈輒のいる本陣をほとんど丸裸にしてしまいます。しかし、逃げた桓騎軍、残った桓騎軍のほかに、開戦前から隠れた桓騎軍がいたのです。そして本陣が丸裸になったタイミングで、この隠れた兵とともに、桓騎は扈輒のいる本陣を攻めるのです。
この戦術は、かの有名な「孫子兵法」の孫武の子孫にあたるという孫鬢(そんびん)が扈輒と桓騎の戦いの百数十年前に使った戦術として語り継がれるものでした。しかし、野盗出身の桓騎は兵法の勉強などしているはずもなく、おそらく独自の発想で行ったのではと考えられます。やはり桓騎、天才です。
扈輒の最後
手薄になった扈輒のいる本陣を攻めた桓騎は、ついに扈輒の目の前に迫ります。そして、桓騎と扈輒は言葉を交わします。扈輒は桓騎に「私は昔の戦場で人の闇の底を見た 本当に闇の底 つまりは痛みの底だ」と発言します。おそらく、扈輒の顔に埋められた飾りも、この痛みを忘れないためのものと考えられます。
しかし桓騎は「そこが痛みの底だと思ったお前が浅いんだよ 底なんてないんだよ 痛みに 浅くて 弱ェ 扈輒お前は 顔面にそんなもん埋め込んで痛みを感じてねぇと平衡を保ってられねぇ程の 軟弱者だ」と扈輒を一刀両断します。
この会話の後、桓騎の手下によって扈輒は討ち取られるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的には、やはり顔に飾りを埋め込み痛みを忘れまいとする扈輒はどこか表面的で、桓騎に比べると浅いなと思ってしまいます。桓騎軍が扈輒を討ち取った後も、桓騎はある大事件を起こし、騒動を起こすので、続きも面白いです。ぜひ読んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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